政治家構造論

政治家構造論④|票とは何か

選挙になると、
人は票を語る。

何票ある。

何票足りない。

何票取れる。

政治において票は大切である。

だが、
票を目的にした瞬間、
政治は道を誤る。

票は信頼ではない。

票は支持でもない。

票は結果である。

人は信頼したから票を入れる。

期待したから票を入れる。

願いを託したから票を入れる。

つまり、
票の前には必ず理由がある。

しかし、
票だけを見るようになると、
その理由を見失う。

住民の願いではなく、
票数を見る。

支援者の思いではなく、
票田を見る。

すると、
人は数字になる。

だが、
票は人ではない。

票の向こうには、
必ず一人ひとりの人生がある。

だから政治家は、
票を数える前に、
人の声を聞かなければならない。

票とは、
人々の願いが形になったものである。

政治家が見るべきなのは、
票ではない。

その票の奥にある願いである。

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