原理を読む
原理は、
答えではない。
現実を見るための、
仮の座標である。
人は、
一つの正しさを見つけると、
そこへ現実を合わせたくなる。
だが、
現実は、
一つの原理だけでは捉えきれない。
ある原理が、
ある場面では人を守り、
別の場面では、
人を縛ることもある。
だから、
原理は固定しない。
原理は、
一つの分類に属するものでもない。
同じ原理が、
責任として現れることもある。
謝罪として、
感謝として、
境界として、
信頼として現れることもある。
原理の名前は、
原理そのものではない。
それを、
ある角度から見た、
一つの観測点である。
だから、
異なる原理を、
接続する。
相反する原理を、
同時に保持する。
現実と照らし合わせ、
必要なら修正する。
原理は、
現実を閉じるためにあるのではない。
現実を、
もう一度見るためにある。
AXC原理は、
正解を集めたものではない。
現実へ戻るための、
仮の足場である。
