AXC原理|人の反応は関係の履歴によって変わる原理
人は、
相手の反応を見て、
その人を判断する。
怖がる。
避ける。
黙る。
怒る。
嘘をつく。
距離を取る。
反抗する。
従う。
そして、
その反応を、
その人の人格だと、
考えることがある。
臆病だ。
感じが悪い。
協調性がない。
嘘つきだ。
扱いづらい。
だが、
人の反応は、
人格だけで、
生まれるものではない。
その人が、
誰と、
どのように関わってきたか。
何を言われてきたか。
どう扱われてきたか。
何を期待され、
何を責められ、
何を許されず、
何を受け止めてもらえたか。
その履歴も、
反応の中に、
残っている。
人格
×
関係の履歴
×
その時の状況
同じ人でも、
相手が変われば、
反応は変わることがある。
尊重される相手には、
話せる。
強く責められる相手には、
黙る。
否定され続けた相手には、
先に避ける。
恐怖を感じる相手には、
身を守るために、
嘘をつくこともある。
安心できる相手には、
同じ人が、
正直に話すこともある。
だから、
一つの反応だけを見て、
人格全体を、
決めることはできない。
そして、
さらに重要なのは、
自分も、
その反応を作る関係の一部である、
ということである。
自分が、
相手を強く責める。
相手が、
萎縮する。
その萎縮を見て、
頼りない人だと評価する。
さらに、
強く扱う。
相手は、
もっと萎縮する。
すると、
最初の評価が、
ますます正しく見えてくる。
自分の扱い
↓
相手の反応
↓
相手への評価
↓
さらに強い扱い
↓
さらに強い反応
こうして、
関係は、
自分の評価を、
自分で証明する形へ、
閉じていくことがある。
だが、
その反応のすべてを、
相手の人格だけに、
返すことはできない。
自分が、
何をしたのか。
どのような関係を、
作ってきたのか。
その問いも、
必要になる。
これは、
相手の責任を、
消すことではない。
人には、
それぞれ、
自分の行為に対する責任がある。
だが、
相手の行為だけを見て、
関係の履歴を消せば、
原因の一部を、
見失う。
人を見る時、
その人だけを、
見てはいけない。
その人と、
自分の間に、
何が積み重なってきたのか。
そこも、
見る。
人の反応は、
人格の表れであることもある。
だが、
人格だけの表れとは限らない。
関係は、
人の反応を変える。
そして、
その反応が、
また、
次の関係を作っていく。

まだ応答なし