AXC原理

AXC原理|情報は待つものではなく流すものの原理

情報は、
持っているだけでは、
伝わらない。

予定を知っている。

依頼を受けている。

締切を知っている。

参加人数を、
確認しなければならない。

その情報を、
一人が持っていても、
周囲は、
知らない。

知らない人は、
動けない。

知らない人に、
報告を求めても、
報告することはできない。

だから、
情報を持つ立場には、
流す責任がある。

誰に、
伝えるのか。

いつ、
伝えるのか。

何を、
確認するのか。

いつまでに、
返事が必要なのか。

人が動くために、
必要な情報を、
先に渡す。

そして、
返ってきた情報を、
まとめる。

それが、
段取りである。

だが、
地位を持つと、
情報は、
自然に集まるものだと、
思うことがある。

自分は、
責任者なのだから。

自分は、
会長なのだから。

必要なら、
誰かが言ってくるだろう。

参加するなら、
報告するだろう。

分からなければ、
聞くだろう。

そうして、
自分から、
情報を流さなくなる。

すると、
人は、
動けなくなる。

予定が分からない。

何をすればいいのか、
分からない。

誰に連絡すればいいのか、
分からない。

その結果、
報告が遅れる。

人数が揃わない。

準備が狂う。

だが、
そこで、
情報を流さなかった側が、
周囲を責めることがある。

なぜ、
言わなかった。

なぜ、
確認しなかった。

なぜ、
報告しなかった。

しかし、
知らされていない人に、
知らなかった責任を、
求めることはできない。

情報が、
上がってこないと怒る前に、
自分が、
情報を下ろしたかを、
問わなければならない。

リーダーとは、
何もしなくても、
人が集まる人ではない。

人が、
動けるように、
裏で整える人である。

予定を伝える。

声をかける。

返事を集める。

抜けている人を、
確認する。

困っている人を、
拾う。

必要なら、
もう一度、
連絡する。

表からは、
見えない仕事を、
積み重ねる。

その積み重ねによって、
人は、
自然に集まっているように、
見える。

だから、
人が揃うことを、
自分の地位の力だと、
思ってはいけない。

そこには、
誰かの連絡がある。

段取りがある。

気遣いがある。

確認がある。

見えない仕事がある。

地位には、
情報が来ることがある。

だが、
地位があるだけで、
人は来ない。

人が来るのは、
動きやすいように、
関係が整えられているからである。

情報とは、
待つものではない。

流すものである。

リーダーとは、
情報が集まる場所ではない。

情報が、
人へ届くように、
流れをつくる人である。

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