支配構造論⑫|終章|支配構造から共鳴構造へ
支配は、
短期的な秩序を作る。
だがそれは、
恐れによる静止である。
本来、
人間は未熟であり、
揺らぎながら生きている。
だから必要なのは、
無謬化ではない。
違いを残したまま、
調律を続けられる構造である。
AXCは、
支配を否定するための理論ではない。
止まった流れを、
再び流すための構造である。
恐れによって止まった感情を、
信頼によって再び循環させる。
その時、
人は再び、
自分の響きを取り戻し始める。
共鳴とは、
完全な一致ではない。
違いを残したまま、
関係を切らないことである。
そしてその揺らぎの中にこそ、
人間の自治と、
継続性の熾き火が宿る。

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