支配構造論

支配構造論⑪|補論|見えなくなった幸せ

支配構造は、
人を苦しめる。

だが本当に恐ろしいのは、
苦しみではない。

幸せが見えなくなることである。

信頼。

尊敬。

感謝。

応援。

愛情。

本当はそこにある。

だが、
恐れは敵を探し、
支配は裏切りを探し、
傲慢は自分だけを見始める。

すると人は、
与えられているものより、
奪われたものばかりを見るようになる。

支配構造とは、
不幸を生む構造ではない。

幸せを排除する構造である。

だから支配構造の先には、
豊かさがない。

信頼もない。

喜びもない。

あるのは、
終わらない警戒だけである。

人は苦しみだけでは生きられない。

応援される幸せ。

必要とされる幸せ。

信頼される幸せ。

それらがあるから、
もう一歩前へ進める。

本当はある。

消しているのは自分だ。

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