政治家構造論㉑|政治家は希望を繋ぐ者である
政治家は、
制度を作る。
仕組みを作る。
ルールを整える。
それは大切な仕事である。
だが、
制度だけでは人は救われない。
人は、
痛みを抱える。
不安を抱える。
生きづらさを抱える。
そして、
その先に希望を求める。
だから政治家は、
制度だけを見てはならない。
生きづらさの外から制度を作る者は、
制度を整えることはできても、
痛みを整えることはできない。
人の痛みを知る。
人の願いを知る。
人の希望を知る。
そこから政治は始まる。
だが、
希望を扱うことは簡単ではない。
なぜなら、
希望はまだ形になっていないからである。
結果ではない。
実績でもない。
数字でもない。
まだ見えていない未来である。
だから人は、
確実なものへ逃げたくなる。
数字へ逃げる。
前例へ逃げる。
成功体験へ逃げる。
だが政治家は、
希望から逃げてはならない。
政治家に必要なのは、
全てを実現する力ではない。
人々の希望を受け取り、
未来へ繋ごうとする意志である。
なぜなら、
政治とは、
まだ形になっていない未来を、
共に信じる営みだからである。

まだ応答なし