共鳴構造論

共鳴構造論②|人は感情で繋がっている

人は、
言葉だけで、
繋がっているわけではない。

感情によって、
繋がっている。

怒り。
悲しみ。
安心。
不安。
希望。

その感情は、
人と人の間を流れ続けている。

だから人は、
言葉が正しくても、
冷たい人から離れていく。

逆に、
不器用でも、
温度のある人へ惹かれていく。

本来、
感情とは、
弱さではない。

人間同士を繋ぐ、
“流れ”である。

だが支配構造は、
感情を恐れる。

なぜなら、
感情は流動するからだ。

怒りを抑えろ。

悲しみを見せるな。

不安を隠せ。

空気を乱すな。

その積み重ねによって、
人は次第に、
感情を止め始める。

すると組織は、
静止する。

本音が消え、
違和感が消え、
共鳴が消える。

だが本来、
感情とは、
壊すためにあるのではない。

調律するためにある。

怒りは、
壊れている場所を知らせる。

悲しみは、
失われたものを知らせる。

不安は、
無理が起きていることを知らせる。

つまり感情とは、
人間の警報である。

共鳴構造では、
感情を排除しない。

未熟さごと、
流れの中へ戻していく。

なぜなら、
人間は、
感情を止めた瞬間、
自分自身との共鳴を失うからだ。

本当に必要なのは、
感情を消すことではない。

感情が流れ続けられる、
信頼の構造である。

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