AXC原理|関係と癒着を分ける原理
人は、
政治家と、
企業や団体との関係を見る時、
近いというだけで、
癒着だと考えることがある。
選挙を手伝う。
為書きを貼る。
確認団体を担う。
政策について、
意見を伝える。
専門知識を、
提供する。
政治家と、
長く付き合う。
だが、
関係があることと、
癒着していることは、
同じではない。
政治には、
人との関係が必要である。
現場の知識も、
必要である。
専門家の助言も、
必要である。
支援者の協力も、
必要である。
だから、
近いというだけで、
不正とは言えない。
見るべきなのは、
その近さによって、
何が起きているかである。
本来、
公平であるべき判断が、
特定の人や企業に、
有利に歪んでいないか。
本来なら、
誰にでも開かれている機会が、
近い人だけに、
与えられていないか。
情報。
紹介。
発注。
表彰。
許認可。
人脈。
政策形成へのアクセス。
そうしたものが、
政治的な近さによって、
特定者へ偏っていないか。
そして、
その便益が、
さらに政治的支援へ、
返っていないか。
ここに、
癒着の構造が生まれる。
支援する。
近くなる。
便益を受ける。
さらに支援する。
その循環によって、
公平性が失われる時、
関係は、
癒着へ近づく。
だから、
癒着とは、
近いことではない。
支援を受けることでもない。
専門性を、
政策に生かすことでもない。
癒着とは、
近さによって、
本来公平であるべき判断が、
歪むことである。
そして、
その歪みが、
相互利益によって、
維持されることである。
関係を、
すべて疑えば、
政治は、
現場から離れる。
だが、
関係を、
すべて善意として扱えば、
公平性を、
失う。
必要なのは、
関係を切ることではない。
関係の中にある、
利益と判断を、
分けて見ることである。
誰と近いかではなく、
その近さが、
何を変えたかを見る。
そこに、
関係と癒着を分ける、
境界がある。

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