リーダー構造論②|支配者とリーダーは違う
人は、
支配者を、
リーダーだと思い込んでいる。
強く命令する者。
空気を握る者。
人を従わせる者。
だがそれは、
リーダーではない。
支配者である。
本来、
支配とは、
恐れによって人を固定する構造である。
逆らうな。
空気を読め。
従え。
その圧によって、
人を管理していく。
短期的には、
それで組織は動く。
だがその流れは、
静かに人を止め始める。
本音を隠す。
主体性を失う。
責任を避ける。
すると人は、
「考えない方が安全」
を学習し始める。
その結果、
組織は、
従順にはなる。
だが、
生きてはいない。
本来、
リーダーとは逆である。
人を固定するのではない。
人が、
自分の意思で流れられる状態を作る。
だから本物のリーダーは、
人を支配しない。
恐れで従わせない。
むしろ、
主体性を戻そうとする。
任せる。
信じる。
揺らぎを許容する。
その時、
人は初めて、
“自分の意思”
で動き始める。
だが支配者は、
それを恐れる。
なぜなら、
主体性ある人間は、
管理しにくいからだ。
だから、
従順さを好む。
空気を好む。
無謬化を好む。
その結果、
組織から、
生きた熱が失われていく。
本来、
人間は、
恐れでは長く動けない。
一時的には従う。
だがやがて、
疲弊する。
離脱する。
感情停止する。
だから、
支配によって作られた組織は、
静かに腐敗していく。
リーダーとは、
人を押さえつける存在ではない。
人が、
“人間のまま”
流れ続けられるよう、
調律する存在である。
支配者は、
人を従わせる。
リーダーは、
人を生かす。

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