政治家構造論⑱|政治家は育つ時間を飛ばしてはならない
政治家は、
成長しなければならない。
だが人は時に、
成長より先に結果を求める。
信頼より先に票を求める。
人格より先に肩書を求める。
学びより先に評価を求める。
人は、
待つことを遠回りだと思う。
だが、
本当に遠回りなのは、
急ぎ過ぎることである。
育つ前に結果を求めれば、
一度は前へ進んだように見える。
だが、
支える土台がないために、
やがてその重みに耐えられなくなる。
信頼には時間がかかる。
成長にも時間がかかる。
人格にも時間がかかる。
なぜなら、
人は受け取ったものの重さ以上には、
支えられないからである。
信頼には重みがある。
責任には重みがある。
権限にも重みがある。
その重みを支えるのは、
日々の学びであり、
失敗であり、
対話であり、
積み重ねである。
だから政治家に必要なのは、
早く手に入れることではない。
受け取るだけの器を育てることである。
待つとは、
何もしないことではない。
育つことを信じながら、
歩み続けることである。
政治家は、
育つ時間を飛ばしてはならない。
なぜなら、
本当に大切なものほど、
時間をかけて育つからである。

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