自治構造論①|自治とは何か
人は、
自治という言葉を聞くと、
「自分たちで管理すること」
だと思っている。
だが本来、
自治とは、
管理ではない。
人が、
自分の意思で、
共に流れ続けることである。
本来、
人間は未熟である。
迷う。
揺らぐ。
怠ける。
傷つく。
だからこそ、
互いに支え合いながら、
生きている。
だが支配構造は、
その未熟さを恐れる。
すると人は、
空気を固定し始める。
正しさを固定し始める。
役割を固定し始める。
その結果、
人は次第に、
「自分で考えること」
をやめていく。
誰かが決める。
誰かが管理する。
誰かが責任を取る。
その方が、
楽だからだ。
だがその瞬間、
自治は静かに死に始める。
本来、
自治とは、
完璧な人間が作るものではない。
未熟な人間同士が、
揺らぎながら、
調律し続けることで生まれる。
だから自治には、
感情が必要になる。
信頼が必要になる。
違和感を止めない流動性が必要になる。
共鳴構造では、
人は、
“管理される側”
として扱われない。
流れを共に作る存在として扱われる。
その時、
人は初めて、
主体性を取り戻し始める。
自治とは、
誰か一人が支配することではない。
人が、
「この場を共に守りたい」
と思える状態である。
そしてその熱は、
命令では続かない。
信頼と共鳴によってのみ、
静かに循環していく。

まだ応答なし