信頼構造論⑨|信頼喪失
人は、
大きな失敗で信頼を失うと思っている。
だが本当は違う。
信頼は、
ある日突然失われるものではない。
小さな違和感。
小さな誤魔化し。
小さな不一致。
その積み重ねによって失われる。
約束を守らない。
責任から逃げる。
都合の悪いことを隠す。
言葉と行動が一致しない。
その一つひとつは小さい。
だが、
人は見ている。
そして感じている。
だから信頼喪失とは、
失敗そのものではない。
誤魔化しの積み重ねである。
失敗は信頼を失わせない。
向き合う人は、
むしろ信頼される。
信頼を失わせるのは、
失敗を隠すこと。
失敗を人のせいにすること。
失敗から学ぶことをやめること。
人は完璧だから信頼されるのではない。
不完全なまま誠実だから信頼されるのである。
だから、
信頼は失敗で壊れるのではない。
誠実さを失った時に壊れる。

まだ応答なし