恋愛構造論
恋愛とは、
誰かを好きになること。
だが、
それだけではない。
近づくほど、
人は相手を知る。
知るほど、
期待が生まれる。
期待が生まれるほど、
傷つく可能性も増える。
愛したい。
愛されたい。
分かってほしい。
分かりたい。
その願いは、
人を近づける。
だが、
近さは時に、
境界を曖昧にする。
支えたい気持ちは、
背負いすぎることへ変わる。
信じたい気持ちは、
見ないことへ変わる。
つながりたい気持ちは、
相手を離せなくすることもある。
恋愛構造論は、
愛を否定するものではない。
なぜ惹かれるのか。
なぜ傷つくのか。
なぜ近づくほど、
苦しくなることがあるのか。
そして、
どこから愛が、
支配や依存へ変わるのか。
恋愛は、
相手と一つになることではない。
互いに自分でありながら、
それでも近くにいることである。
